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- 大腿骨近位部骨折
- 発育性股関節形成不全
症状:大腿骨近位部骨折
大腿骨近位部骨折では股関節部(脚の付け根)に痛みが発生し、多くの場合、立つことができなくなってしまいます。
原因と病態
大腿骨は、頭と体の間、首のところ(近位部)で曲がっている形状をしており、力学的に外力が集中しやすいため、骨折も起きやすくなっています。 骨がもろく(骨粗鬆症)なった高齢者に発生しやすく、転倒や股関節を捻ることでこの骨折が起きてしまいます。多くの方がこの骨折を契機に車いすや寝たきり生活になってしまうため、大きな社会問題となっています。
診断
単純X線(レントゲン)やMRIで診断を行います。
予防と治療
骨を強くするための骨粗鬆症治療をする事がとても重要です。
また転倒予防のための筋力強化や普段からの運動習慣もとても重要です。
この骨折が起きてしまいますと、寝たきりに移行する可能性が非常に高いため、できるだけ早期に手術をすることが推奨されています。